粉瘤(ふんりゅう)手術の流れ|日帰り手術・傷跡・再発予防について
粉瘤(アテローム)は、皮膚にできた袋に角質がたまることで生じる良性のできもの(腫瘍)です。(粉瘤についての説明はこちら)
根本的に治すためには腫瘍ごと摘出する手術が必要です。
当院では、日帰りでの粉瘤手術を行っています。
粉瘤手術の適応がある場合
以下の場合は手術による摘出が推奨されます。袋が残ると再発するため、手術が根本治療になります。
- しこりが徐々に大きくなったり盛り上がり、生活に支障がある
- 膿が出たり腫れたり(炎症)を繰り返すことを防ぎたい
<当院で手術ができない方>
- 炎症(痛みやはれ)があるときは手術ができません。炎症が落ち着いている時にご案内します。
- ペースメーカーが挿入されている方、てんかん発作や血液疾患など重症なご持病があり全身管理が必要な方
- 体調がすぐれない方
- 手術中に安静が保てない方(小さなお子様はメスや針を使用するため、体動があると危険なので大学病院をご紹介します)
- 術後の処置や通院ができない方(旅行や海外へのお引越しを控えられている方など)
粉瘤手術の流れ
① 診察・検査
- 医師が粉瘤の大きさ・炎症の有無・部位を確認します。
- 部位や大きさによっては術前にMRIの撮影をして手術適応について判断する場合があります。
- 当院で手術可能な場合は手術方法を説明し、術前に採血を行います。
- 炎症が強い場合は、先に切開排膿や抗生剤治療を行い、落ち着いてから手術します。
② 手術日
当日は手術時間の15分前に来院してください。手術は局所麻酔で行います。
手術時間は通常5〜15分程度(大きさが大きい場合は30分)です。45分〜1時間程度の病院滞在時間を予定してご来院ください。
手術中の出血などによっては予期せぬ時間がかかることがありますので、当日は術後ご予定に余裕がある時にご予約をお勧めしています。
③ 翌日の術後創部確認
傷口を確認します。術後の処置や注意点を再度確認します。
④ 抜糸
1〜2週間後に抜糸をします。リスクの高い部位やケロイド体質の場合は、術後のケロイドの予防目的でテーピングもご案内します。
⑤ 病理検査結果説明、傷口の経過の診察
- 術後4〜5週で病理検査を説明します。
- 検査会社の都合で前後することもあるため、来院前にお電話で結果の到着をご確認いただけましたら幸いです。

起こりうるリスク・副作用
- 出血
- 感染
- 傷跡・瘢痕
- 再発(袋が残った場合)
- 色素沈着
症状に応じて適切に対応します。
早めの手術がおすすめの理由
粉瘤は放置すると
- 大きくなる
- 炎症を起こす
- 手術が難しくなる
- 傷が大きくなる
ため、早期治療が重要です。
当院の粉瘤手術
当院では
- 日帰り手術対応
- 手術日:形成外科専門医(早坂医師 三井記念病院在籍)により毎月第2金曜日14:30-17:00に行っています(*異なる場合もあるため診療スケジュールでご確認ください)
- 事前に手術の説明や予約のための診察が必要です。事前の診察は通常診療の時間にお越しください。
- 形成外科専門医による傷跡に配慮した手技
- 部位に応じた術式選択
を行っています。
しこり・繰り返す腫れでお悩みの方はご相談ください。

