いぼ(尋常性疣贅)とは
**いぼ(尋常性疣贅)**は、**ヒトパピローマウイルス(HPV)**の感染によって生じる皮膚疾患です。
手足や指、足の裏などにできることが多く、表面がざらざらした硬い盛り上がりが特徴です。
HPVは小さな傷から皮膚に侵入し、症状が出ないまま長期間潜伏することがあります。その後ウイルスが増殖すると、皮膚表面にいぼとして現れます。
頻度が多い型はHPV2a・27・57型とされています。
いぼの主な症状
- 手や指にできる硬いいぼ
- 足の裏の痛みを伴ういぼ(足底疣贅)
- 表面がザラザラ・角質が厚い
- 数が増える・広がることがある
早めの治療により、拡大や周囲への感染を防ぐことができます。
いぼの治療方法
症状や部位、年齢に合わせて複数の治療を組み合わせます。
■ 液体窒素療法(保険適用)
マイナス196℃の液体窒素を綿棒に含ませ、凍結して壊死させる治療です。
治療間隔
1〜2週間に1回
特徴
- 一般的な標準治療
- 数回〜数か月の継続が必要
- 凍結後に痛みや腫れが数日続くことがあります
- 水ぶくれ・血豆・色素沈着が生じることがあります
■ モノクロロ酢酸療法(痛みが少ないいぼ治療)
強い酸性のモノクロロ酢酸をいぼに塗布し、組織を腐食・壊死させて除去します。


特徴
- 液体窒素に比べ痛みが少ない
- 赤み・ヒリヒリ感が出ることがある
- 小児や痛みに弱い方にも選択される治療
- 足にのみ使用可能
■ 外用治療(塗り薬)
自宅でのケアとして併用します。いぼ自体の根本治療ではなく足底いぼなどで盛り上がりが強く、歩行の妨げになる場合に使用します
サリチル酸ワセリン 塗り薬
スピール膏 貼り薬
■ 内服治療(補助療法)
ヨクイニン(漢方)
体内の免疫細胞を活性化させてイボのウイルスを撃退する効果があると言われています。複数のいぼや再発しやすい方に併用します。
治療のポイント
- いぼは自然に治ることもありますが時間がかかります
- 放置すると増える・広がることがあります
- 継続治療が重要です
- 痛み・生活への影響・年齢で治療法を選択します
受診の目安
- いぼが増えてきた
- 足の裏が痛い
- 子どものいぼが広がっている
- 長く治らないいぼがある
早期治療で改善しやすくなります。




















