いぼ(尋常性疣贅)
いぼの原因はヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染です。頻度が多いのはHPV2a/27/57 型です。
HPVは小さな傷から感染し、症状がない状態で長い間にわたって潜伏すると考えられています。その後、HPVが増えると皮膚の表面にイボとして出てきます。
治療
液体窒素
綿棒にマイナス196℃の液体窒素を染み込ませ、5~30秒ほどイボに当て続けて凍結させます。1週〜2週に1回治療をします。治療後も液体窒素を当てた部分には数日痛みや腫れが続くことがあります。大きな水ぶくれや血豆ができ、皮膚に色素沈着を起こしてしまうこともあります。
モノクロロ酢酸(痛くないイボ治療)
強い酸性を持つモノクロロ酢酸溶液をいぼに塗ることでいぼの組織を腐食・壊死させ、取り除くことができます。赤くなること、ヒリヒリすることはありますが、液体窒素のような痛みはありません。